重要書類に必要不可欠の印鑑証明

相続の手続には、いろんな書類が必要になります。
何の書類が必要になるかは手続内容にもよりますが、重要な手続で必要になるのが印鑑証明です。
そこで相続の手続で印鑑証明はどう使われるのか、入手方法についても取り上げます。

そもそも印鑑証明とは、どういうものでしょうか。
印鑑証明は、書類に捺印された印鑑が本人のものであると証明した書類です。
印鑑証明は、相続の手続以外にも不動産登記事務・公正証書の作成に用いられることがあります。
印鑑証明を手にするには、印鑑登録申請が大前提です。
既に登録申請を済ませているのならば良いのですが、もしまだ済んでいないのならば、先に済ませておきましょう。
印鑑登録申請を得るには、2〜3日あれば十分です。
申請が済めば「印鑑登録証」を手にすることができます。

印鑑証明を手にするには、印鑑登録証を持って役場に提出するだけです。尚実際に相続の手続に使用される印鑑証明は、原則3ヶ月以内に発行されたものと決められています。
ただ日本に住んでいるのならまだしも、海外に住んでいる相続人の印鑑証明はどうすれば良いのでしょうか。
印鑑という風習がある国は日本以外にほとんどなく、「印鑑証明を手に入れましょう」と言われても無理です。
もし海外に住んでいるのなら書類にサインをして、そのサインを大使館などから証明を受ける形になります。

では印鑑証明は、相続の手続においてどう使われるのでしょうか。
まずは遺産分割協議書の作成時です。
どの相続人に何の財産を分配するのかまとまったら、遺産分割協議書の作成に入ります。
この時に、相続人全員の印鑑証明と実印が必要となります。
ちなみに相続人が1人しかいないのならば、遺産分割協議書作成時における印鑑証明は、必要ありません。

印鑑証明は他にも、不動産の名義を変更する手続の時にも必要になります。
印鑑証明は、重要な場面で提出が求められます。
今からでも遅くはないので、印鑑証明の登録だけでも済ませておいて下さい。