相続の手続が簡素化!法定相続情報証明制度

相続の手続は、非常に面倒なものです。
でも手続が面倒であることは、国も重々承知しています。
そこで2017年に、少しでも相続の手続を簡素化するために、証明書を発行することを発表しました。
所謂「法定相続情報証明制度」です。
おそらく、ニュースで見聞きしたことがある人も多いでしょう。
しかし「手続を簡素化する」と言われても、何がどう簡素化されるのかいまいちよく分からない部分もあります。
そこでもっと分かりやすく簡潔に、解説します。

これまでの相続の手続には、手続きをする場所ごとに色々な書類を準備する必要がありました。
手続毎に書類を揃えるのは相続人の大きな負担になるだけでなく、手続を受け付ける側にも大きなストレスになります。
でも新制度では証明書1通で、ありとあらゆる手続が可能です。
戸籍書類関係を提出すると、法務局から証明書を発行してもらえます。
証明書1通あれば、わざわざ書類を揃える必要はありません。
では簡素化された新制度を利用して証明書を手にするには、どうすれば良いのでしょうか。

まずは必要書類を揃えます。
必ず必要になるのは、被相続人の戸除籍謄本・住民票の除票・相続人の戸籍謄抄本・申し出をする人物の本人確認書類です。
また代理人に証明書の申し出を任せるのならば、委任状も必要です。
次に、法定相続人情報一覧図を作成します。
法定相続人情報一覧図が完成すれば、いよいよ登記所へ申出です。
申出書に必要事項を明記し、戸籍を証明する書類と法定相続人情報一覧図と一緒に提出します。

ただし勘違いしてはいけないのは、何もかも法務局が全て手がけてくれるという訳ではありません。
あくまでも、法務局のお墨付きが貰える制度です。
でも法務局のお墨付きを貰うことができれば、相続の手続は以前と比べるとかなり楽になれるかと思います。
万が一の出来事は、誰しも必ず訪れるものです。
いざという時のためにも、時間がある時で構わないので戸籍の確認を進めるようにして下さい。